つい10年程前まで、やれ動画編集だなんだという行為はほんの一部の人だけがやっている、一般人には全くなじみのない作業でした。
それこそ子供の成長を記録した動画を編集するだとか、そんな程度だったはず。
それが最近はどうでしょう、Youtubeをはじめとする多様な動画サイトには、素人からプロまでありとあらゆる人々が動画を編集してアップロードしています。
これからの時代、動画編集能力は必須スキルになると言っても過言ではありません。
そんななか!
この度、WoderFox様より動画編集ソフトウェアのレビュー依頼を頂きましたので、実際に使ってみた正直な感想をご紹介してまいりたいと思います!
HD Video Converter Factory Pro
「動画編集ソフト」と書きましたが、実は色々なことが出来てしまうこのソフト。
その実力はTOP画面から垣間見ることが出来ます。
海外製ソフトなので、フォントが少々古めかしいのはご愛敬でしょうか。
各機能を1つずつ、ご紹介してまいりたいと思います。
1.変換機能
見た目は非常にわかりやすく、基本操作は変換対象のファイルをドロップして右下の「変換」ボタンを押すだけ。
対応する形式が非常に多く、また表示デバイス毎に最適化された動画に変換することも可能なようです。
上記は、出力フォーマットの変更画面で試しにリンゴマークを押してみた結果。
各Apple製デバイス毎に最適化された変換サイズ等の動画に変換してくれるようです。
これだけの製品ラインナップを、しかもこれだけのメーカーに対して対応しているんですからさすがの一言。
そんな変換機能の中で特に私が注目したのは、「ビデオカード加速」という機能。
この機能は、ビデオカード(=グラフィックボード)を利用して変換処理速度をブーストできるというもの。
残念ながら本ソフトをインストールしたPCにはグラフィックボードを搭載していなかったため本機能の恩恵を受けることはできないですが、動画形式の変換にめちゃくちゃ時間がかかるのは、経験者であれば周知の事実。
これがブーストできるとあらば、とてもうれしい機能ですよね。
しかし、「ビデオカード加速」って、日本語なんとかならんですかね(笑)
2.ダウンロード
続いて、ダウンロード機能。
これね、非常に要注意な機能です。
一歩間違えると違法ダウンロードに該当してしまうので考えなしに使うことは出来ませんが、一方でめちゃくちゃ使える機能です。
カンタンに言えば、好きな動画サイト(例えばYoutube)の動画URLを入力して確定すると、その動画がダウンロードできてしまうんです。
念のためもう一度書いておきますが、著作権等に関わる動画を許可無しにダウンロードした場合、違法ダウンロードになります。
基本的に、Youtubeに上がってる動画とかはよっぽどじゃない限りほとんど全てがダメなはず。
非常に便利な機能ではありますが、よくよくご注意の上、ご使用ください。
3.録画
この録画機能は、いわゆるPC画面のキャプチャですね。
なじみの無い方には「なんのこっちゃ?」な機能かと思いますが、例えばPCゲームの実況者さんなどはこういったソフトを使用してゲームプレイ画面を録画してたりするんです。
まぁ正直、この機能に限って言えば有料/無料に関わらず実況動画用に特化したソフトは有象無象ありますので、既に使い慣れているソフトがあるようであればわざわざこちらを利用する必要は無いかもしれません。
4.GIF製作
音声の無い、パラパラ漫画のような動画を表現してくれるGIF動画。
昨今GIF動画そのものの需要がどうかはわかりませんが、広告等をはじめ未だに見ない日はないかもしれません。
このソフトでもGIF動画が作れるんですが、まぁぶっちゃけ微妙(笑)
GIF動画が作れる、それ以上でも以下でもなく、最低限必要な機能が備わっているという印象です。
GIF動画作成単独であれば、数百円のスマホアプリを購入することで事足りるでしょう。
5.ツールボックス
その他、という扱いでしょうか。
基本的には名称を見れば大体その機能が想像つきますが、一点よくわからないものが。
ベルツール?
なんでしょう、これ。
開いてみると、どうやらスマホの着信音が作れる様子。
左端のアイコンでAndroidかiOSかを選択し、音声ファイルを読み込むことで着信音が作れるみたい。
これは地味におもしろいかも?
総評
一通りの機能をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
全体的には、動画関連のやりたいことが必要最低限色々詰まっている、動画編集入門的なバリューパックソフトウェアと言えそうです。
1つ1つの機能で言えば、それぞれもっと良いソフトがあるのは事実です。
しかし、それらのソフトを個別にインストールしているとむしろ割高になってしまいますし、必要以上に高機能だったりするもの。
まずは各機能が最低限そろっているこのソフトを使って、慣れてきたらより高機能なソフトを買うという使い方がおもしろいかもしれません。