「DIY」と言われたら、まず何を思い浮かべるでしょうか。
私が真っ先に思い浮かべるのは、日曜大工。
つまり、お父さんが日曜日にトンカチをコンコンしながら家を修理しているような、サザエさんで時々見る風景を思い浮かべます。
DIY、正式名称を”Do It Yourself”、直訳すると「自分でやる」、意訳すると「店頭で購入するようなものを自分で作る」って感じでしょうか。
そういった意味で、実は大工作業に限らず範囲はかなり広いですよね。
パッと思いつくイスやテーブルの作成から、はたまた石鹸やバスボムなどもDIYの一種と言えそうです。
最近、芸能人のヒロミさんや森泉さんがDIYタレントとして再注目されており、テレビでも盛んに放送されているのはみなさんもご存じのはず。
そんな大流行のDIY、そもそもなぜ自分で作る必要があるんでしょうか?
自分で作ったほうが安上りだから?
いいえ、違うんです。
DIYは安上りなのか?
例えば、テーブルを思い浮かべます。
テーブルを普通に購入すると、大体いくらくらいでしょうかね?
ひとまずは、木で出来ている安っぽいちゃぶ台のようなものを想像してみましょうか。
ニトリやIKEAの金額が最安値だと思うので、そこに寄せてみると安いものであれば、2000円前後で買えちゃうんじゃないでしょうか。
一方DIYで作った場合どうなるか。
テーブルの天板と、足となる木の棒が最低3本。
材質によりますが、安いものを選定してもこれだけで1500~2000円くらいはすると思います。
ここに、細かい話として釘やネジ、塗装用のペンキやニスなども入ってくるわけです。
諸々、細かいところは見ないフリをしても浮くのは数百円程度。
たった数百円、安くあげるためにそんな苦労しますか?
答えはNOですよね。
DIYするメリット
では、わざわざDIYするメリットとは何か?
私が思うDIYのメリットをご紹介します。
メリット① カスタマイズ性が無限大
DIYのメリット、それはカスタマイズ性が無限大であるということです。
もう、自分の好きなように作っていい、それが全てです。
大きさも、色も、使用感も、全てが自由です。
例えば私の場合。
最近、うちの子供達が漫画「鬼滅の刃」にハマりました。
勉強を頑張ったご褒美にと、ちょくちょく漫画を買い与えていった結果。
気づけば漫画も20冊を超え、置き場所に困るようになりました。
そこで、「そうだ、本棚作ってやろう」となるわけです。
あたりを見回すと、子供達ふたりのタンスとタンスの間に、こんな溝を発見。
本棚、隙間、、、と想像を巡らせていくと、色んな発想が生まれてきます。
入れるのは漫画だけだから、この隙間にも十分入りそう。
普段は隙間に本棚を突っ込んでおいて、使うときだけ引っ張り出したい。。。ということは足にキャスターつけるか・・・
などなど。
で、完成したのがこちら。
隙間に突っ込んだ状況がこちら。
足には360度全方向に進めるボールタイプのキャスターをつけているため、隙間から簡単に引き出し可能です。
色や形にこだわる余地はまだあるかもしれませんし、よく見れば釘打ち等拙い部分は多々あります。
しかし、子供達がコレで喜んで片付けてくれているので私としては大満足な一品です。
そう、何も難しいものを作る必要なんて全く無いんですよね。
これを家具屋さんで買おうと思ったら、サイズ探しにかなり難航することでしょう。
私は、材料の切り出しから初めて2時間かからずコレを作ることができました。
メリット② モノづくりは楽しい!
ぶっちゃけ、コレが全てです。
モノづくりが楽しい!もっと言えば、テーブル作りが楽しい!と思える人が世の中にいるから、こんなにも多種多様なテーブルが存在するんです。
「楽しい」と感じる場面は十人十色、人により全然違うとは思いますが、私の場合は自分が一生懸命作ったものを誰かが喜んで使ってくれる、そこに大きな喜びを感じます。
結局、料理が好きな人もエンジニアも、行き着く先はここなんじゃないでしょうか。
楽しい、だから作る!それだけなんです。
DIYは適材適所
私が常々思っているのは、DIYは適材適所であるということ。
不要なものを作ってもしょうがないですし、不釣り合いな機能や形、色をすべきでもありません。
もっと言えば、メリット・デメリットを考えて購入したほうが良いと判断すれば、例え作れるものであってもそれは購入すべきです。
さらには、作りたいと思う人が作ればいいし、作りたくない人が作っても何も楽しくないはずです。
そんな適材適所なDIY、興味があればみなさんもレッツトライ!してみませんか?